チネイザンコラム:チネイザン(氣内臓セラピー)とは

チネイザンとは?
チネイザン(氣内蔵セラピー/氣内臓療法)とは、古くからタオ(*)に伝わる気功療法の一つで、お腹へのタッチを中心としたホリスティックなセラピーです。
文化大革命などの影響で歴史から消え去ろうとしていたテクニックですが、タオの世界的権威である謝明徳老師(マンタックチア師)が、現代医学を取り入れて再生したものです。
元来、内臓と感情には密接な関係があります。チネイザンでは内臓に直接働きかけるとともに、感情のバランスも整え、全体の生命力を高めることを目指しています。
単に肉体だけではないホリスティックな療法として、セレブリティが集まるチバソムなどの高級スパでも好評を博し、ヨーロッパやアメリカでも注目を浴びています。
さらに気功や瞑想といった他のタオのテクニックも取り入れています。
*タオ【Tao】・・・人間を自然の一部ととらえ、万物と調和しようとする生き方の智慧。神仙術、陰陽道、老荘思想、東洋医学などを結合したもの

チネイザンQ&Aはこちらのページ

上は現在トリートメントのページに常設しているチネイザンの説明です。
これだけだと、どんなものなのかイメージが湧きにくいですよね。今回は私の言葉も入れて少し詳しく説明していきます。

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よく「チネイザンは腸マッサージですか?」と聞かれます。ちょっと違います。
腹部に直接タッチしていくので、そのように見えるのだと思います。マッサージは凝っているところや痛みがあるところをほぐすものですが、チネイザンではもっと深くおなかと向き合っていきます。
内臓の気を整えるタオの気功がベースにあるため、広義には気功と位置付けられています。また、施術者とクライアントの2人で行う瞑想のようなものでもあります。

腹部にていねいに触れていくと、しばしば、強く緊張した箇所弱々しく力を失った箇所などが見受けられます。
硬さや痛みがあるのには、なにか原因があるはずです。
不規則な生活、過剰なストレス、よくない食事、投薬、否定的な感情、身体的または精神的トラウマ、姿勢や動作の偏り…などなど。原因は常に複合的であり、「これ!」と特定できるわけではありません。考えたところでわからないことだらけ、それが人体ではないでしょうか。

チネイザンで行うアプローチは、まずは優しいタッチで「内臓の声を聴く」ことです。
おへそから始まり、大腸、小腸、肝臓、腎臓、膵臓、脾臓、心臓、肺、卵巣、皮膚、筋膜、骨などにもアプローチしていきます。
東洋医学では古くから、それぞれの内臓にそれぞれの感情が宿ると考えられてきました。食べ物をうまく消化できないと健康を損ねるのと同じ様に、未消化の感情は内臓や身体の奥深くへと蓄積され、不調の原因となっていきます。チネイザンで用いる繊細で深いタッチは、無意識のうちに溜め込んだ感情や記憶を開放する助けになるでしょう。
受けている間は、できるだけ思考を手放し、触られている感覚に意識を向けてもらうと良いと思います。眠くなって半分意識が飛んだかと思うと、突然古い出来事や記憶がよみがえったり、ビジョンが浮かんだりすることも。人それぞれに思いがけない発見があるかもしれません。
お腹を通じて時間や空間を超えた体験ができるのがチネイザンの醍醐味です。内臓の不調や身体の不調が改善されるのは、言ってみればおまけのようなもの。

内臓はリラックスし、腹腔・胸腔に十分なスペースができ、呼吸は深くなります。
身体の深いところから生命力が湧き出てて、心と身体の両方が満たされるのを実感します。

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毎日の忙しさに疲弊していませんか?
インスタントな情報に振り回されていませんか?
人とのふれあいが希薄になっていませんか?
自分に否定的なジャッジばかりしていませんか?
心から安心できる場所、時間はありますか?

チネイザンは、内臓へのタッチを通してじっくり「自己」と向き合いましょう、そんなセラピーです。
いろいろな不調があっても概ねうまくやってくれているからだに感謝すること。自分自身への信頼を深めること。シンプルなことこそが、生き方をダイナミックに変える力にもなります。

チネイザンプラクティショナー 山田幸代

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チネイザンを体験した方からは、こんな声が寄せられています。

●なんとも言えない不思議な感覚
●信じられないくらい身体がラクになった
●触ったのはお腹だけなのに、肩や背中の張りが取れた
●翌日がとにかく快便
●頭がゆるむ、思考がすっきりする
●腰痛がなくなった

お客様からの感想(詳細版)も後日紹介しますね。

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