DIYメモ:背景ボード

新しいウェブサイトのために雑貨類の商品写真を撮っています。
が、よいカメラもなければ、専用の照明もなく…どう頑張ってもうまく撮れません。そして極めつけは、よい背景がない!という問題でした。よくカメラ入門の本には、物撮りは大きい画用紙でOK、とあるのですが、私がやると。。。「うん、画用紙の上で撮ったね」という感じにしかならず、困っていました。

インターネットで雑貨やフードのきれいな写真を見ていると、必ず背景がおしゃれなんです。
「背景ボード」「スタイリングボード」として、販売されていたりするけれど、それなりに高い。
これは作ったほうが早いかも、と思い、背景ボード作りです。
同じように手作りされている方のサイトなどを参考に作りました。

その1.ウッドパネル

【材料】
・100均(セリア)の桐の板(45×9cmを5枚)
・アクリル絵の具
・ハケ

下地に茶色のアクリル絵の具を全体に塗ります。

30分~1時間ほど待って完全に乾いたら、上から白のアクリル絵の具を塗ります。
うっすら下の色が透けるので、冒頭の写真のような白いシャビ―感のあるボードができます。

アクリル絵の具も100均で手に入ります。揃わない色は東急ハンズで。(やっぱりですが、東急ハンズのほうが絵の具の質がよく、こだわるならばお値段は2.5倍くらいですが、ハンズさんのが良いかも)
アクリル絵の具は乾くと耐水性を持つため、重ね塗りが可能です。
どのくらいシャビ―感を出すかは、絵の具の溶き方と重ね塗りの加減で調節できます。下地が隠れれば隠れるほど、シャビ―感は弱くなります。こういう加工は、テキトーに塗ってもOKなところがgood。

せっかくなのでリバーシブルにしよう、と裏面にも色付けします。
裏面にはみ出した白い絵の具を紙やすりで簡単に落とします。

裏面は木目を残したグレーにしたかったので、薄く溶いた黒を乗せました。ところが、思い切り黒が濃く出てしまい、狙いとはだいぶ違う色に仕上がってしまいました。。まあ、黒も悪くないか。メインは白のほうを使う予定ですし。

1枚板よりも、バラバラの5枚のほうが収納がラクですので、このまま使っていこうと思います。しかも桐だから軽くて良いです。
作業時間、約120分。材料費は1,000円くらいです。

その2.大理石調パネル

【材料】
・べニア板(4mm厚ラワン合板)
・インテリアシート(表用と裏用の2種類)

こちらは、商品の奥に雰囲気を出すための壁用です。インテリアシートはニトリで2種類購入。
インテリアシートは粘着になっているので、空気が入らないように慎重に貼っていきます。いつも使っている30cm定規で作ったスキージーが大活躍。ほんと、DIY職人になってきました。

出来上がった片面がこちら。どう見ても大理石!

裏面はホワイト木目のシートを貼りリバーシブルに。

作業時間、約20分。材料費は900円くらいです。

—-

これで商品画像がきれいに撮れるはず!ということで、早速かるく試し撮りしてみましたよ。

わー、ちょっとそれっぽくなりました♪♪


こちらは画用紙の時代(←昨日まで^^;)に一生懸命照明を工夫して撮った1枚。

商品の見栄えとしては雲泥の差がありますね。
「見せ方」って大事だなぁとつくづく思います。
私達みたいにスモールビジネスを営んでいると、同じような事業者やフリーランサーと接する機会も多いです。
すると、気づくんです。
セルフプロドゥース力に長けた人もいれば、まったく自分の見せ方(魅せ方)が下手な人もいることに。
私のまわりには、どちらかというと後者のタイプが多いし、自分もそういうタイプのほうが好きなのだと思います。中身はとっても優れているのに、いつも背景は地味な画用紙みたいな人。

商品の写真は、きれいに撮れたほうが良いに決まってるんですが、実物以上に素敵に撮る必要はないと思っています。(不動産を見に行って、写真と実物の部屋がえらく違った時のがっかり感といったら…笑)
なので、Instagramなどに見る最近流行りのフィルターなんかは多分今後も使わないでしょうね。。
実物に忠実に、なおかつ美しく撮る写真のテクニックを覚えていきたいと思います。
ハイパワーな照明も欲しいなぁ、と思っているこの頃です。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。